※2024年11月更新データです
こんな方におすすめ
- ネットショップの手数料を比較したい
- 業者ごとのトータルコストを比較したい
- 5つの売上モデル(月10~500万円)での比較を知りたい
- コスパの良い業者を知りたい(コスト+機能の総合評価)
- トータルで1番おすすめの業者を知りたい
①ネットショップにかかるコストは基本的に5つ
ネットショップを開業・運営するために発生するコストは以下の5つです。
- 初期費用(1回きり)
- 月額費用(毎月)
- 販売手数料(売れるたび)
- クレカ手数料(クレカで売れるたび)
- 出金手数料(出金する時)
とりわけ大きいのが「月額費用」「販売手数料」「クレカ手数料」の3つ。
いわゆるランニングコスト(固定費)ってやつです。
なのでコスト比較では、この3つを軸にネットショップサービス各社の手数料をまとめました。※2024年11月現在のデータです
②ネットショップ手数料の比較一覧【2024年11月最新】
ざっくり一覧にすると以下のようになりますが、あなたの販売規模によってコスト負担が変わってきます。
各シュミレーションは次項以降をご覧ください。
このページでは以下の条件で試算をしています。
- 全てクレジットカード決済(Visa、Mastar)
- 販売…名目が異なっても、1決済毎にかかる費用の合算(例:決済手数料+システム手数料)
- Shopifyは為替レートを反映:1USD=115円(百円未満切り捨て)
業者 | 初期+月額 | 販売+決済 |
---|---|---|
BASE | なし | 6.3%+40円 |
STORES | なし | 5.0% |
ペライチ | 1100円(初期はなし) | 3.5% |
カラーミーショップ | なし | 6.6%+30円 |
イージーマイショップ | なし | 5.0%+40円 |
Shopify | 3300円(初期はなし) | ※3.9% |
スクエア | なし | 3.6% |
③売上額(月10~500万円)5パターンの最安値を比較
では先ほどの基本表に習い、シュミレーションをしてみます。
それぞれで最適なプランを使用(コスト最優先、機能面は考慮せず)し、比較しています。
設定として「売価2000円」のTシャツをネットショップで販売するシチュエーションです。
月10万円のシュミレーション
月10万円売上(2,000円×50枚) の場合、以下のような結果となりました ↓
業者(プラン) | 月額 | 販売+決済 | 合計コスト |
---|---|---|---|
BASE | なし | 8300円 (6.3%+40円) | 8300円 |
STORES (フリー) | なし | 5000円 (5.0%) | 5000円 |
ペライチ (フリー) | 1100円 | 3500円 (3.5%) | 4600円 |
カラーミーショップ (フリー) | なし | 7100円 (6.6%+30円) | 7100円 |
イージーマイショップ (無料版) | なし | 7000円 (5.0%+40円) | 7000円 |
Shopify (ベーシック) | 3300円 | 3900円 (※3.9%) | 7200円 |
スクエア (無料) | なし | 3600円 (3.6%) | 3600円 |
月50万円のシュミレーション
月50万円売上(2,000円×250枚)の場合、以下のような結果となりました ↓
業者(プラン) | 月額 | 販売+決済 | 合計コスト |
---|---|---|---|
BASE | なし | 41500円 (6.3%+40円) | 41500円 |
STORES (スタンダード) | 2178円 | 18000円 (3.6%) | 20178円 |
ペライチ (フリー) | 1100円 | 17500円 (3.5%) | 18600円 |
カラーミーショップ (レギュラー) | 3300円 | 20000円 (4.0%) | 23300円 |
イージーマイショップ (無料版) | なし | 35000円 (5.0%+40円) | 35000円 |
Shopify (ベーシック) | 3300円 | 19500円 (※3.9%) | 22800円 |
スクエア (無料) | なし | 18000円 (3.6%) | 18000円 |
月100万円のシュミレーション
月100万円売上(2,000円×500枚)の場合、以下のような結果となりました ↓
業者(プラン) | 月額 | 販売+決済 | 合計コスト |
---|---|---|---|
BASE | なし | 83000円 (6.3%+40円) | 83000円 |
STORES (スタンダード) | 2178円 | 36000円 (3.6%) | 38178円 |
ペライチ (フリー) | 1100円 | 35000円 (3.5%) | 36100円 |
カラーミーショップ (レギュラー) | 3300円 | 40000円 (4.0%) | 43300円 |
イージーマイショップ (スタンダード) | 6600円 (初期費用3300円含) | 55700円 (3.57%+40円) | 62300円 |
Shopify (ベーシック) | 3300円 | 39000円 (※3.9%) | 42300円 |
スクエア (無料) | なし | 36000円 (3.6%) | 36000円 |
月300万円のシュミレーション
月300万円売上(2,000円×1500枚)の場合、以下のような結果となりました ↓
業者(プラン) | 月額 | 販売+決済 | 合計コスト |
---|---|---|---|
BASE | なし | 249000円 (6.3%+40円) | 249000円 |
STORES (スタンダード) | 2178円 | 108000円 (3.6%) | 110178円 |
ペライチ (レギュラー) | 2178円 | 105000円 (3.5%) | 107178円 |
カラーミーショップ (レギュラー) | 3300円 | 120000円 (4.0%) | 123300円 |
イージーマイショップ (スタンダード) | 6600円 (初期費用3300円含) | 167100円 (3.57%+40円) | 173700円 |
Shopify (ベーシック) | 3300円 | 117000円 (※3.9%) | 120300円 |
スクエア (プロフェッショナル) | 1200円 | 108000円 (3.6%) | 109200円 |
月500万円のシュミレーション
月500万円売上(2,000円×2500枚)の場合、以下のような結果となりました↓
業者(プラン) | 月額 | 販売+決済 | 合計コスト |
---|---|---|---|
BASE | なし | 415000円 (6.3%+40円) | 415000円 |
STORES (スタンダード) | 2178円 | 180000円 (3.6%) | 182178円 |
ペライチ (レギュラー) | 2178円 | 175000円 (3.5%) | 177178円 |
カラーミーショップ (レギュラー) | 3300円 | 200000円 (4.0%) | 203300円 |
イージーマイショップ (スタンダード) | 6600円 (初期費用3300円含) | 278500円 (3.57%+40円) | 285100円 |
Shopify (ベーシック) | 3300円 | 195000円 (※3.9%) | 198300円 |
スクエア (プロフェッショナル) | 1200円 | 180000円 (3.6%) | 181200円 |
業者 | こたろーの感じたメモ |
---|---|
BASE | プランが1つのみなので決済ごとにかかる手数料は一定、薄利多売ほどコスト負担が大きくなる |
STORES | 100万円前後でスタンダードプランの方がコスト低下 |
ペライチ | フリープランだと月額1100円だが、作成できるページ数が1ページのみ。さらに広告もつく。またSNS連携やフォーム設置ができない。 |
カラーミーショップ | フリープランで商品登録無制限。月額無料だが写真が4枚まで、かつディスク容量200MB。 |
イージーマイショップ | 無料プランだと月額0円無制限だが、容量は0.1%、アクセス解析、お気に入り、セールなどできない。かつイージーペイメントのカード決済手数料が5%+40円(スタンダード以上は3.57%+40円) |
Shopify | 今回の試算規模では全てベーシックプランで対応できる。月売上が1,000万円近くの大きな規模になってから手数料%が下がるなどのメリットでプラン変更でもいけそう。 |
スクエア | 無料だと月額0円だが広告が出る、ディスク容量500MB。 |
④「金額コスト」だけではなくサービス全体を見よう!
前項までは単純に「料金」のみで比較しました。
しかし「コストが高いから使わない」という選択肢は大きな間違いです。
なぜなら、販売コストが高い企業には、それなりの売り(メリット)があるからです。
「販売コスト」だけで比べるのはナンセンス!
上記で5パターンの金銭メリットでの最安値を比較してきました。
しかしこれはあくまでも「商品が売れた前提」での試算。
あなたのショップの商品が売れるためには、ショップに出品したからだけではなく「いかに魅力的に相手に伝えるか?」が最も大事なのです。
また、売上は「どれくらい商品が売れるか?」で大きく変わってきます。
例えば手数料が30%違っても、売れ行きが50%UPすればトータルでプラスになります。
なので単純にコストだけではなく「その企業がどんな特徴を持っているか?」を包括的に考えて検討する必要があります!
具体的には、以下のようなものがあります。
ネットショップで「費用面以外に」見るべき5ポイント
⑤あなたのニーズに答える!「得意分野」で比べるネットショップ4選
前項で紹介した4つの「費用面以外に見るべきポイント」にお答えするネットショップを4つご紹介します。
あなたが求めるニーズに合わせて比較検討してみましょう。
サイトデザインでおすすめのネットショップ
「きれいなデザインのショップを作りたい」「初心者でも簡単にサイトを作りたい」という方におすすめなのがペライチです。
ペライチは初心者にもわかりやすい直感的な操作で、かつ高品質デザインのサイトが完成します。
- 豊富なテンプレートから選択するだけで高デザインのサイトが簡単にできる
- 全国にペライチ認定サポーターがいるので手厚いヘルプが可能
- 予約やメルマガ配信などのシステムが豊富に揃っている
集客力でおすすめのネットショップ
「多くのお客さんを集めたい」「ネットショップを開業したばかり」という方におすすめなのがBASEです。
BASEは独自の「PayID」というモールがあり、ショップを解説するとワンクリックでそこへの出店が可能です。
- 800万人が利用するショッピングアプリ「PayID」にすぐ出店可能
- 独自のクーポンなどが発券されるので消費者受けが良い
- 画面で選択(ワンクリック)するだけでPayIDに出品できるので楽
入金サイクルが早いネットショップ
「売上金を早く手に入れたい」「どんどん仕入れをしてネットショップを拡大させたい」という方におすすめなのがスクエアです。
スクエアはみずほ銀行と三井住友銀行であれば最短翌日、それ以外の銀行であれば水曜日締→金曜入金となり、とても入金サイクルが早いのが特徴です。
- 最短翌日入金と入金サイクルがとても早く手元に現金が残りやすい
- 出金時の振込手数料はスクエア負担なので出金でのコストがない
- 決済手数料が安くデザインもSquare フォトスタジオで簡単に作成可能
海外販売ができる(英語に強い)ネットショップ
「海外にも販売したい」「サイトを多言語化できるようにしたい」という方におすすめなのがShopify(ショッピファイ)です。
ShopifyはFacebookとの共同開発で越境ECにも挑戦しやすい環境が整っている、グローバルな販売に強いネットショップです。
- 世界的に圧倒的なシェアがあるネットショップサービス
- 翻訳機能があり海外に出品する越境ECができる
- 複数のアプリがありカスタマイズできる
【まとめ】総合評価でおすすめ!コスパ最高のネットショップ
これまでニーズ別のネットショップを4つご紹介しました。
でも「比較したいがよくわからない」「コスパが良くバランスのいいネットショップが欲しい」「使いやすいネットショップが欲しい」など、
特にこだわりがないけど良質なネットショップが欲しいという方におすすめなのがShopifyです。
- ランニングコストが安い(前項シュミレーション1位)
- 独自アプリでサイト作成するので初心者でも簡単に高デザインのサイトが作れる
- InstagramやFacebookと連携できるので集客に困らない
- 出金手数料0円
- 最短で翌日振込なので入金サイクルが早い