こんな方におすすめ
- BASEのグロースプランはいくら得なのか?を知りたい方
- グロースプランはいくらの売上でお得になるかを知りたい方
- BASE以外にお得に運営できるネットショップを知りたい方
従来プランと比べてどれくらい安くなるのか?
結論から言うと、月売上が10万円で安定ならこれまでのプランよりも安くなる可能性が大きいです。
ただBASEでは手数料が売上ごとに発生するため、どれくらいの個数か?でも変わってきます。
これらの詳細なシミュレーションは後ほどご紹介します。
BASEのグロースプランとは?
まずBASEの新プラン「グロースプラン」がわからない方向けに2行でポイントを説明します。
BASEグロースプランのポイント
- 2022年4月スタート
- 手数料:2.9%+月額5,980円2022年4月スタート
一見高くなったように見えますが、月17万円の売上があるユーザーはコストを抑えられるとBASEではPRしています。
これまでは固定費0円なので「とりあえずEC持ってみよう」というターゲットに受けてきたBASEですが、今回の新プランでは固定費がかかる代わりに手数料が安くなる仕様になっています。
この流れは、全世界に向けてサービス展開しているShopifyの料金システムを意識した形とも言われているようです。
BASEのグロースプランはどこからがお得?
BASEかえはざっくり17万円と公表していますが、実際には売上個数などの条件があり一概にそうとは言えません。
なので、上記のように「2000円のTシャツ」を想定して、どれくらいから手数料コストが安くなるのかをシミュレーションしました。
比較表には、意識されているといわれるShopifyも入れています。
月売上10万円の場合(@2000×50個)
業者(プラン) | 月額 | 販売+決済 | 合計コスト |
---|---|---|---|
BASE | なし | 8300円 (6.3%+40円) | 8300円 |
BASE (グロースプラン) | 5980円 | 2900円 (2.9%) | 8960円 |
Shopify (ベーシック) | 3300円 | 3400円 (3.4%) | 6700円 |
個人でやっている方で当てはまる方が多い、月10万円程度のシミュレーションです。
なんとShopifyが最も安い結果になりました。
BASEグロースプランは固定費が高いので、この規模のまだ売上金額が少ないうちはウエイトが大きく高上がりする結果となりました。
ただBASE間で比較した場合は、プランでの差はほとんどないので、BASEを使う場合はグロースプランもありな結果だと言えます。
月売上20万円の場合(@2000×100個)
業者(プラン) | 月額 | 販売+決済 | 合計コスト |
---|---|---|---|
BASE | なし | 16600円 (6.3%+40円) | 16600円 |
BASE (グロースプラン) | 5980円 | 5800円 (2.9%) | 11780円 |
Shopify (ベーシック) | 3300円 | 6800円 (3.4%) | 10100円 |
BASEでは売上17万円を超えるとグロースプランがお得と言っていますが、まさにその結果となりました。
今回は少しオーバーした20万円での試算ですが、BASEで比較した場合はおおよそ5000円ほどのランニングコスト削減ができます。
ただここでもShopifyの方が安さでは上回り、グロースプランよりも1700円ほど安く最安値の結果となりました。
月売上50万円の場合(@2000×250個)
業者(プラン) | 月額 | 販売+決済 | 合計コスト |
---|---|---|---|
BASE | なし | 41500円 (6.3%+40円) | 41500円 |
BASE (グロースプラン) | 5980円 | 14500円 (2.9%) | 20480円 |
Shopify (ベーシック) | 3300円 | 17000円 (3.4%) | 20300円 |
月売上50万円になると、従来のBASEプランとグロースプランとの間は2倍以上の開きになりました。
その規模では月々の売上増減を鑑みても、BASEを使っていく場合はグロースプランに乗り換えた方が絶対にお得です。
また現段階だとShopifyが最安値ですが、その差はほぼなくなりました。
月売上100万円の場合(@2000×500個)
業者(プラン) | 月額 | 販売+決済 | 合計コスト |
---|---|---|---|
BASE | なし | 83000円 (6.3%+40円) | 83000円 |
BASE (グロースプラン) | 5980円 | 29000円 (2.9%) | 34980円 |
Shopify (ベーシック) | 3300円 | 34000円 (3.4%) | 37300円 |
この規模だと、BASEがShopifyのランニングコストを下回り最安値となりました。
最初は月額の固定費が大きく影響したものの、売上規模が大きくなるにつれてそこが希薄化された形です。
またBASE従来プラントは2倍以上の差が大きく開き、この売上規模なら問答無用でグロースプランに乗り換えた方がいいと言う結果となりました。
結論:売上〇〇円以上はグロースプランにした方がお得!
今回BASEの新旧プランを比較しましたが、結論「売上が月10万円安定したらグロースプランにすべし!」とまとめます。
理由は、月10万円だと販売個数によっては従来プランよりもコストダウンする可能性が大きいこと。
なので、ギリギリの線で粘るよりは、今後売上を大きくしていくという意味合いも込めてグロースプランにすべしと結論づけます。
ただ、これはあくまでもBASEに限った話です。
他社のネットショップと比較するとこれよりも安いランニングコストでストア運営できることがあります。
この比較を、今回のように5パターンの売上金額別に数社比較した記事です。
ネットショップ作成サービスには数多くの特色があるので、あなたの経営条件にあったストア選定が大切です。
長期で運営するならShopifyがおすすめ!
もしこれから本格的にネットショップ運営を考えているならばShopifyがとてもオススメです。
今回は若干の差で100万円ではBASEが最安値と言うシミュレーション結果となりましたが、価格面以外にもShopifyがオススメする理由(メリット)は以下のようなものがあります。
- 時価総額(企業の資金力)がBASEの200倍以上ある
- ↑なので今後コストダウンやサービス増強の可能性あり
- BASEのような独自モール「SHOP」で無料で集客できる
- 越境ECに向いている(対応通貨、対応言語が断然多い)
- 対応する決済方法がとても豊富
またもし越境ECでShopifyを使うのであれば、消費税還付という税制メリットがあることもオススメの理由です。
まだまだShopifyが持つ特徴(メリット)は他にも多くあります。
僕はネットショップはShopifyしかななーと思い推していますが、もしそうでなく別のショップが良いという方でも参考になると思います。
詳しくは下記の記事でまとめています。