この記事は、ネットショップ開業を考えている方にぜひ読んでほしい内容です。
それは、ストアの初速は「オープン前」ですべて決まるということです。
「どれだけストアオープン前に効果的な準備をしたか?」これがストアオープンにおいては非常に大事です。
リアルな店舗を踏まえ、これは全てのECサイトに共通して言えることなので当記事ではその理由を解説していきます。
ストアは作った「だけ」では売れない
巨大なインターネット全体を広大な「海」に例えるなら、あなたが解説したネットショップは一つの「島」です。
その島は、地図上にたくさんあるので、だれもあなたの島の存在を知ることはできません。
自分から「島を作ったよー」と言わない限り、他の人の目に止まることは限りなくゼロに近いです。
なので他の人達に自分のストアを知ってもらうことが重要。
ここで使われるのが、これから書いていくストアオープン前のマーケティングです。
集客と接客の違いを理解する
ストアを開設した後、しばらく売れない状態が続いたとします。
そうすると、あなたが打ち出す施策はどんなものでしょうか?
ここで多くの人がやることが、サイトのデザインを修正したり、店舗の改装を行ってしまうこと。
こんな運営者がとても多いのが現状です。
でもこれは、ほとんどの場合で間違っています。
なぜなら、そもそもストアに来ていただくお客様の数が少ない事が原因だから。
つまり集客に問題があるんです。
デザインを手掛けてしまうのは集客ではなく接客、人がいないところで接客しても意味なんてないですよね。
これは実店舗で考えてみたらよくわかるはずです。
- 集客…ビラ配り、呼び込み、新聞・WEB広告
- 接客…店舗改装、陳列、キャンペーン
お客さんが少ない状態なのに、接客を選ぶ人は少なそうですよね?
作りたてのストアはまずは認知、接客を心がけていきましょう。
ストア公開前からSNSを育てる
国民の9割以上がスマホを持つ今のネット社会では、ストア流入の5~7割がSNSからと言われています。
つまり以前のように、GoogleやYahooなどの検索エンジンからの流入は徐々に少なくなっているということです。
SNSはストアよりも先にオープンできます。
例えば開店前の様子など、準備期間を配信することもできますよね。
このようなオープン前から見込客との接点が持てるSNSを、ストア認知のために先行で育てていく事が重要です。
また、ネットショップと特に相性がいいSNSは「Instagram」です。
写真がベースの投稿なので、ユーザーにわかりやすい視覚に訴えかける発信ができます。
競合サイトの商品を実際に買ってみる
これからネットショップを始めるための市場調査としてとても参考になるのが「タッチポイント調査」です。
タッチポイント調査とは、実際に成功しているストアの商品を実際買って、売れているポイントを分析することです。
売れている商品には必ず、それなりの理由があります。
そこをストア開店前に突き詰めておくことで、初動の売上スタートを最大化することができます。
予算を確保しておこう
一般的にネットショップの開設費用は、ストア構築費の他に以下のようなものがかかります。
- 広告費:120万円~(最低でも20万円×6ヶ月)
- 販促費:50万円
- ストア運用費:18万円(1.5万円×12ヶ月)
ストア構築費と合わせると、ざっと約300万円は必要な計算になってきます。
他にもこれらには人件費や仕入れ費用、製造費などの商品に関する費用は入っていません。
それらを踏まえると、最低でも500万円~の予算を確保しておくことがベストです。1000万円だと理想的です。
以上はすべて外注した場合ですが、もしこれらがない場合、自分の時間リソースを割く必要があります。
それをどこまで行えるかを踏まえてどこまで外注化するのかという点を決めていきます。
ストア開店後の資金計画と合わせ、資金調達や融資などの計画をしっかり立てておきましょう。
ストア開店後のイメージを抑えよう
ストアが無事オープンしてから、ここが本当のスタートラインです。
基本的には発注者であるあなた自身が管理していくことになります。