キャッシュフローとは?
キャッシュフローをざっくり言うと「3か月以内」に現金化できるものをいいます。
これは現金はもちろん、金融資産などの現金以外のものもすべて含みます。
キャッシュフローにある3つの要素
キャッシュフローは以下の3つの要素で構成されています。
- 営業キャッシュフロー
- 投資キャッシュフロー
- 財務キャッシュフロー
これらはすべて異なる性質を持っていて、それぞれに決まった目的があります。
ここからは、キャッシュフローを「CF」と略して、それぞれのポイントを解説していきます。
①営業CFをわかりやすく
営業CFは、本業でのお金の流れを示します。
例えばデパートであれば、売上になります。
基本的に営業CFはプラスが大きいほど良いです。
この本業でいかに稼いでいるかによって、会社内に余裕があるかないかが変わってきます。
キャッシュフローの絶対的な基礎の部分、それが営業CFです。
この営業CFの求め方ですが、直接法と間接法の2種類があります。
ではどちらが一般的に普及しているかというと、間接法です。
直接法はすべての取引をすべて羅列する必要があり、かなり手間がかかります。
その反面、間接法は企業の取引を全体から差し引いた簡易的な求め方となるので、企業にとっては楽に表示ができます。
②投資CFをわかりやすく
投資CFは、まず3か月以上の定期預金など、長い目で見て利益を出す可能性のあるものに対してのお金の流れのことを言います。
まさに「投資」という言葉にピッタリのイメージです。(投資と似た言葉に「投機」がありますが、投機は短期で利益を狙う投資方法です。投資は3か月以上というのはこの投資CFにはぴったりのイメージ)
そのため長期目線という性質上、基本的にはマイナスであることが多いのが特徴です。
仮りにこの投資CFが営業CFを超えているとなると、過剰に投資が行われたということになり、よくありません。
投資を増やすためにはまず営業CFを増やしてから、営業CFがいかに大事なのかがわかりますね。
③財務CFをわかりやすく
財務CFは、その言葉通り財務的なお金の流れを示したものになります。
具体的によくあるのは、銀行から借りていたお金の返済などは、この財務CFに当たります。
銀行からの借入返済は基本的に毎月定額です。
それだけだと財務CFはマイナスの状態になります。
なので、もし財務CFがマイナスであっても、一概に問題だとは言えません。
大事なのは、すべてのキャッシュフローを比較して総合的に判断していく事です。