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12年勤めた会社を「脱サラ」した手順を時系列でまとめてみた

こたろー
こたろー

12年働いていた会社を辞めました。暗中模索の手続きでしたが、辞めて初めて分かったことがあります。退社までを振り返ればあっという間だったなーという印象でした。そして、そこでは数々の手続きや手順がありました。
今回は、僕が退社するまでの軌跡をご紹介したいと思います。これから新たな一歩を踏み出そうかと考えている方へ、少しでも参考になれたら幸いです。

「脱サラ」という言葉はあまり好きではありませんが、
普及度的にあえて使います。
(今でも尊敬している企業なので)

世間の脱サラには様々なパターンがあると思いますが、
あくまで僕の場合(社員数400人、地方中核都市)
な一般的な会社ですので参考程度にご覧ください。

会社を辞めたときの時系列スケジュール

スケジュールをまとめてみると、下記のとおりになります。

まずは時系列でざっくり紹介します。

以下のような流れで退職しました。

退職までの時系列スケジュール
  • 2月14日…上司に退職を相談→家族ともうちょっと考えてとアドバイスされ保留
  • 3月4日…正式に退職したいという意思を上司に伝える
  • 3月4日…退職届を提出
  • 3月15日…人事で社会保険や退職金の手続き
  • 3月24日…人事異動内示(自分の退職が全社員に知れ渡る)
  • 3月29日(金)…退職セレモニー

では、これらの詳細を時系列で以下にまとめていきます。

退職の意思、誰に、いつ、どう伝えたのか?

退職したいという意思は、まずは自らにふつふつと湧いてくることがはじまりです。
そこから、どのように推移したのかは、下記のとおりになります。

世間一般では、退職したいという意思表示は、
退職する1~3か月で行うのが一般的だそうです。

しかし、実際は会社の就業規定によるので、
統一された決まりというのはありません。

僕の場合は意思を伝えたのは2月14日、
直近の課長に業務終了後に伝えました。

上司に「ちょっとご相談があるんですが、いいでしょうか」と呼んで、職場で退職したいという意思を伝えました。

僕の場合は上司にも恵まれていたので、僕の気持ちを汲んでくれてすぐに「わかった」とは言ってくれました。

でも「もう一度振り返る時間を持ってみたら?」と期間を与えてくれたので、一週間の猶予をもらえました。

しかし自分の中で意思は決まっており、家族からの同意も得られました。

でも僕の場合、早く退職を言ってしまうと残っている業務時間、周りの人に気を使わせてぎくしゃくするかなーと思い、結局「一般的」と言われる一か月を切ってから言いました。

退職届は様式があってこんな感じでした↓

一般的なタイムリミットは過ぎていたのですが、実際それが問題があったかというと、特に問題はありませんでした。
前もって上司が人事に噂程度で伝えていたのかもしれませんが。

3月は人事異動の時期ですが、そこに迷惑をかけることなくやめることができたと思います。

今思えば、早めに退職を言って有給完全消化するのもありかなーと思います。
結局20日くらい有給残って辞めたので(職場が2-3月が繁忙期だったのでそうもいきませんが)

残った有給期間はどうなったか?

退職時に残った有給は一体どうなったのか?
その答えがこちらです↓

これは何もありません!笑

お金で帰ってくるわけでもなく、完全に使わなきゃ損ですね。。
有給は労働者の権利なので。

退職後には会社と関係があったかどうか

では実際、退職してからは会社と付き合いがあったかどうかというと、こちらです。

これは関係がありました。

僕の場合、業務の後任に、他部署から来た根も葉もわからない人が担当になりました。

実際は3月末で退職したのですが、
4月からも職場に引継ぎに5回くらい行きました。
この分の給与は時給で振り込まれました。

それ以降は、特段行くことはありませんでした。

むしろお金もいらないからもう呼ばないでって気持ちでした。
(別れた恋人から呼ばれる感じですね。気持ちがもう切り替わっているので)

いく事が少なかったってのは、周りの社員の協力もあったのもありますが、
僕自身引継ぎを徹底して行ったからだと自負しています。

これから脱サラを考えている人へ

もし脱サラを考えている人へ、
経験者からアドバイスできるとすれば、
以下の2点をあげます。

これから脱サラを経験している人に向けて、
僕の経験から2つだけアドバイスさせていただきます。

「立つ鳥跡を濁さず」で退職しよう

辞める会社は、これまで給料をもらったり人芸関係ができたり、
社会を学んだり、
数えきれないほどお世話になってきた場所です。

なので最大の恩返しで、
退職後に迷惑のかからないように辞めるべきです。

そのために僕がやったことは、
ファイル関係をひたすら初心者向けに整理しました。

これは辞める、辞めない、
どちらにしろやっておくべき事ですが、
会社に迷惑が少しでもかからないようにを最優先で考えた結果でした。

ファイルや手続きなどを整理したことで、
後任が業務遂行をわかりやすくなるのはもちろん、
引継ぎに出向かなくてもわかるようになりました。

具体的にやったことは以下の通りです。

会社に迷惑をかけない引継ぎのため徹底したこと
  1. 引継書の細かい作成
  2. PC内のファイル名簡素化・整理
  3. 直近1年で自分がした流れ(スケジュール表)をメールで共有
  4. 4月から発生する業務を段取っておくことで時限装置・自動化
  5. 取引先の人に前もって新任の紹介

取引先については人事異動発表後に行いましたが、
それも迅速にすることで向こうのパニックを防げました。

決断の前に徹底した自問自答を

まず、退職するということで一番変化するのは、
「収入がなくなる」ことです。
これは当然ですね。

これを今後どのようにカバーしていくか、
この道筋がない退職はかなりマズいです。

なので、
単に仕事が嫌い、ツライなどの理由で辞めると、
そこから無収入の期間が発生します。

その期間を貯金で乗り切るのか、
次の仕事で乗り切るのか、
その他の方法で収入を得るか、

とにかく、
いずれかの方法でキャッシュを生み出さないと生活はできないので、
しっかりと計画してからにしましょう。

また退職には、周りの理解を得ることも重要です。
そこは十分、納得のいくまで話したほうがいいです。

とはいえ退職は、最終的には自分の責任です。

誰かに頼まれたわけでもなく、すべて自分がもたらした結果です。
この「自己責任」を受け入れる必要があります。

そして家族などがいる場合、退職とともに別の責任が生じます。
妻・子どものためには自分の命を犠牲にしてでも守っていかなければいけません。
家族を養う責任です。

僕は退職は全然いいことで、
人間みな自分らしさを追い求めるべきと思います。
でも決断の前に、しっかりと自分で受け入れるべきと思います。

あなたも自分の胸に手を当ててしっかりと考えてみましょう。

決断するのは他の誰でもない、あなた自身です。

さいごに、僕はなぜやめたのか?

最後に僕の話になりますが、参考になればどうぞ。

僕自身、会社を嫌で辞めたわけではありません。
むしろ楽しかったし、仕事もブラックではなくやりやすい業務内容でした。

ただ働いてく中で、
「これ自分じゃなくてもできるんじゃない?」と思っていました。

自分はサラリーマンをしながら兼業で、家業である農業をやっていました。

そんな農業はどんどん高齢化が進み、
自分のような若手は年々重要なポジションになっていきました。

「自分は会社で頑張るんじゃなく、地域・農業のために頑張るべき」

そう感じたのが退職した一番の理由です。

自分が会社を辞めても、会社は新卒も入って動き続けます。
しかし農業は、そんなことがなく、今は70歳を迎えた人も現役でプレーヤーです。
また、年齢も30代というものあり、残された時間を全力で生きたいという思いもありました。

ですが、僕には家族がいます。そこには絶対に1mmも迷惑をかけれません。

命を賭してそこは守り抜くべき、
自分の信念とこの自問自答に出した答えが退職でした。

僕はこれからどんどん、地方で起業する個人が増えればなーと思っています。
それは地方活性→日本全体の活性化につながりますし、
どこにもある産業の、農業にも還元されていくからです。

さすれば少子高齢化、人口減少に悩む自治体も復活すると思っています。
そんな夢があります。

これを読んでくれたあなたにとって、この記事が有益になることはうれしいですし、今お住いの地域に対しての新たな発見になってくれたらうれしいです。
こたろー
こたろー

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ゆーま

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