
カメラレンズを仕入れる際には、様々な気を付けるポイントがあります。とはいえ、レンズという機構自体はどれも同じなのでほかのレンズにも応用させていく事ができます。

動画でも解説しておるぞ↓
レンズを仕入れる際に気をつけること
まず機能するかどうかをチェックする
カメラにはMFとAFがあります。
MFの場合は、マウントという場所を確認し、そこがボディと適合するかどうかをチェックします。
外観に大きな損傷がなければほとんど問題なく装着できるので問題ありません。
AFの場合、上記に加えてAFが機能するかどうかをチェックします。
そのためには検品用のカメラが必要なので、店舗で検品する場合は持参することがお勧めです。
ヘリコイドが固くないかチェックする
ヘリコイドとはレンズの焦点距離を合わせる部分です。
これを回すことで焦点距離を調整するのですが、昔のレンズだとここが固くて動かなかったりまたスカスカした抵抗のない動きになっていることがあるので注意が必要です。
絞り羽根を確認する
レンズの明るさ調整をする(絞り)羽根の確認をします。
羽根はレンズ内の後方にあるので、絞り値を変えてみたりしてスムーズに動くかどうかを確認します。
また昔のレンズだと羽根の表面に油がにじみ出ているものがあります。
その場合、スムーズに動くものもあれば、動きに抵抗があり鈍い動作のものもありますので、このような不具合がないかどうかチェックしましょう。
レンズ内の状態を確認する
レンズ内にカビや曇りが発生していないかを確認します。
これには天井の蛍光灯や、スマホのライトを照らしてレンズ内をのぞき込みます。
レンズ内にはカビやクモリのほかに、バルサム切れ、傷などの様々な状態がありますので、注意して確認しましょう。
検品が終わったらクリーニング
すべての検品が終わったら、最後にクリーニングを行います。
この時に使用する、拭く材料ですが、レンズと本体で違うので気をつけましょう。
特にレンズ、傷つきやすい場所なので「シルボン紙」という特殊な紙を使います。
このレンズはカメラマンでは常備している人が多く、僕も検品清掃で使っています。枚数がかなり多いので、一つ買えば1年以上持つのでとても経済的です。

レンズは写真の写りに直に影響する部分です。とはいえ、きちんと状態記入すればそれと値段に応じて買ってくれるのできちんと状態説明を的確にしましょう。