
カメラボディはカメラの基礎となる部分で、メカニカルな所も多いデリケートな部分です。今回はカメラボディはどのように仕入れて、その際の注意点などを解説します。

YouTubeでもわかりやすく解説しておるぞ↓
カメラボディの仕入れで気を付けること
カメラボディは、撮影者が実際に手に持ち、ファインダーの中を眺め、シャッターボタンを押す、すべてにおいて撮影者と身近な存在です。
そのため、クレームの発生を防ぐためにもしっかりと検品を行っていく必要があります。
通電のチェック
これは電池を入れるタイプのカメラのみですが、まずは通電がしているかどうかを、容量が十分にある電池を使って確かめます。
もし電池容量が十分なのに、通電が確認できない場合は、カメラ本体の回路が正常でない可能性があります。
また古いカメラによくある例で、バッテリー部分に燃料漏れの跡があり、それで通電しないというケースが多くあります。
燃料漏れの場合は修理は困難ですので、拭いても除去できない場合はそのままジャンク品として出品していきましょう。
シャッタースピードのチェック
通電が完了したら、次にシャッタースピードのチェックです。
シャッタースピードはすべてのスピードをチェックしましょう。
この際の速度は、わざわざストップウォッチではかる必要もなく、体感でおおよその変化が感じ取れればOKです。
合わせてタイマーや連射などの機能がある場合は、それらも併せてチェックします。
露出計のチェック
カメラに露出計がついている場合は、露出計が動作するかどうかのチェックをします。
古いカメラでは通電するのに露出計が動かないなどの故障がざらにあるので気を付けましょう。
露出計はカメラを光源に照らし、露出を感じ取ってシャッタースピードが変化するかなどを確認します。
ファインダーのチェック
ファインダーでチェックすることは、中にカビや曇りがないかどうかです。
ファインダーは撮影者がのぞき込む部分です。
ここにカビや曇りがあっても、撮影自体には影響しません。なぜなら撮影はレンズを通った映像が関係するからで、撮影範囲(画角)を決めるファインダーはそこに影響しないからです。
とはいえ、自分がのぞいた時にファインダーが汚れていることを嫌うカメラマンはたくさんいます。
なので、汚れがないかどうかライトなどに透かして確認しましょう。
液晶漏れのチェック
液晶部に液晶漏れが発生している場合があるので、チェックします。
デジカメなどの外部にある液晶枠のほか、ファインダー内の液晶部にも漏れなどがないかをチェックします。
外観のチェック
ここが見た目的には一番重要で、外観部分に傷やへこみがないかなどをチェックします。
中古カメラの場合、カメラは重いので、よく落下させてへこませたような形跡があることが多いです。
特にカメラのペンタ部分(ファインダーのてっぺん)のへこみ傷は、気にする購入者がとても多いですので気をつけましょう。
また古いボディには、ゴム部分のべたつきなどの触感的なダメージがある場合がありますので、それらがあれば清掃しましょう。
その他全体的にメンテナンスしよう
また中古で仕入れた場合は、全体的にアルコール含みのウエットティッシュ等で拭いてクリーニングしましょう。
これだけでアルコール消毒しましたと言えます。そして見た目も、触感も抜群にきれいになるのでぜひおすすめです。

検品をして壊れていても、それを記述すればカメラボディは問題なくうれる商材です。問題はしっかりと記述してクレーム防止させるように検品をしっかり行いましょう。